194867 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

徒然趣味日記

徒然趣味日記

「鄭和」(私の卒論テーマ)

■■■ ★★★「鄭和」(私の卒論テーマ)★★★最終更新日2005年9月24日 ■■■
鄭和は中国、明の永楽帝の人。宦官であり、永楽帝の信任厚く、
帝の命により、宝船にて南海を貿易のため、旅する。
■最重要 ★★★『鄭和の南海大遠征』宮崎正勝★★★
十五世紀はじめ、宦官の鄭和は永楽帝の命を承け、二万七千名の乗組員からなる大艦隊をひきいて、七回にわたり南シナ海、ジャワ海、インド洋を結ぶ航海を行い、ダウ船・ジャング船交易圏を明帝国の政治的ネットワークに転換する試みに挑んだ。明帝国の農本主義と海禁政策を採りモンゴル帝国以来の海と陸の大ネットワークから帝国を切り離し、中華秩序の再建を策したのである。鄭和の事跡を永楽帝がめざす世界秩序再編の視点で捉える。
鄭和を知るためにはこの書から。
私は卒論を始めるに当たって、この書から出発しました。
★★★『中国人の南方見聞録』小川博★★★
遠征に随行した馬歓は、好奇心と驚異の目で各地の地理・歴史・風俗・物産などを詳細に記録した。ヨーロッパ勢力が進出する以前の東南アジア・インド洋地域の様子を知ることができる貴重な見聞録。解説を増補して新装復刊。

鄭和に随行した馬歓という人物の日記を元に書かれています。 随分参考になった書です。 参考史料馬歓の『瀛涯勝覧』(1416年記)
■卒論の基 ★★★『中国が海を支配したとき』ルイス・E.リヴァシーズ /君野隆久★★★
小説化されているため、資料としては使いずらいですが、参考にはなりました。 読みやすい本だと思います。

【目次】 プロローグ 絹を着た怪人/1 海へ騎りゆく人々―「夷人」と航海の伝統/2 儒者vs好寄心―唐から元まで/3 皇子と宦官の友情/4 宝船の誕生/5 めざすはカリカット/6 王国でのvs好奇心きごと―マラッカとセイロン/7 皇帝の使いたち―モンゴル・チベット・朝鮮/8 麒麟、帝都にあらわる/9 紫禁城炎上/10 最後の航海/11 サルタンの花嫁/エピローグ バイジニとよばれた人々
■最重要資料 ★★★『中国の大航海者・鄭和』寺田隆信★★★
1981年初版のものを新書化。 1984年のものなので、研究に入る始点になる書です。

★★★『中国の海賊』松浦章★★★
一部に鄭和が扱われています。 参考にはなりました。 普通に読むなら、中国の海洋史が理解できる書として良い。
他にも中国語の史料や、資料などもあります。 読んでみたいなら、教えますね♪


© Rakuten Group, Inc.